元靴屋のラジ活奮戦記

元特殊靴屋  現怪しいオートバイ用品屋の店長が綴る趣味のラジコン日誌

プロポユーザーサポートDAY in ZEN RC CIRCUIT

ZEN RC CIRCUITでツーリング走行&講習会、F1走行&講習会に引き続き行われたのが各プロポメーカーの担当者をお呼びしてのユーザーサポートDAYでした。


来てくれたのは私が使っている三和電子機器に、袖スタでも結構ユーザーのいるフタバ電子工業、それにレース会場でよくお見掛けするKOプロポの3社です。
昔々私が初めてラジコンをやっていた時はJRなんてメーカーもあったけど、国産メーカーとしてはこの3社だけになるのかな?

この日は全体的な質疑応答はあまり無くて、個人的な使い方に関する個別の質問に応対していただいていました。個人個人の趣向が詰まった機械だからそうなりますよね。

そんなことからユーザーが多いサンワには人だかりができるくらいでした。私も色々な人の質問とその答えを聞いて勉強させていただきましたし、個人的な疑問もぶつけてみました。もっとも何が分からないかが分からない状態なので、どちらかというと他の人の質問を聞いてうんうん唸っているだけって感じでしたが。w

その中で直接私のプロポを弄っていただいたのが3点。
舵角調整
・スロットルレバーの調整
ポテンションメーターの交換

まずは舵角調整ですが、人間の右手は右に回す方が左に回すより楽なんだそうです。
逆に言うと左には切れづらいということ。なので左右が同じ角度で切れるハンドルというのは操作しづらく感じる場合があるそうです。
そこでM17は左右の舵角を各々設定することが出来るようになっています。

それがこの部分です。ハンドルを外すとベース部分に左右に1個ずつ穴が開いているのでそこに3x8mmのイモネジ(ホロービス)を入れます。それが舵角のストッパーになります。


イモネジを入れるとこんな感じです。
左右にあるのでこれで調整します。
具体的にはストッパーを入れない状態で自分だとこれくらい切ると丁度良いなというポイントをテレメトリー画面を見ながら探します。その際の数値をメモしておきます。私は右が80%、左が75%でした。確かに左の方が切る角度が少なかったです。
そしてこの数値でストッパーが効くようにイモネジを締めこんでいきます。
最後にキャリブレーション(取説の99P)で合わせて一旦走らせてみます。そこで違和感がなければ終了です。

でも違和感が出ないはずはないんです。舵角が減るということはそれだけ敏感になるわけですから。今までと同じくらい切るとマシンはもっと曲がっていきます。そんな時はセッティング項目のフィーリング(同47P)で少し感度を下げてあげると良いとアドバイスを受けました。私は最初7Sだったのを6Sに下げて丁度良かったです。
それをまたサンワの内田さんに話したら、これで慣れたらまた7Sに戻してみてください、きっとステップアップ出来ますと言われました。手がスムーズにハンドルを回せる角度でフルに舵角を活用出来るようになったら、今よりもスムーズな操作が素早く出来るようになりそうです。

ちなみにこのことは取説には載っていませんが、サンワの公式サイトには記載がありました。

SANWA

これに限らず色々なアドバイスが載っているので見てくださいとアドバイスいただきました。確かにこれを取説に載せたらマジで電話帳になっちゃいますね。w


次にスロットルレバー(トリガー)の調整
私はブレーキを指先で弾くようにしていたんですが、試しにと調整してくれたのが第一関節まですーっと入るポジションでした。元々レバーを厚くして遊びを無くしていたんですが、角度の調節で違和感なく指が入るようになりました。面倒臭がらずにもっと早くやればよかった。

前後しますが、スロットル調整の前にポテンションメーターの交換もしてもらっています。半田ごてを用意されていたのですが、まさかここまでやっていただけるとは思いもしませんでした。プロポのコンディションチェックをしていただいたところやはり経たっていたのでお願いしてしまいました。
この日サンワブースは大盛況だったので持ち帰りかなとも思ったんですが、まさかの当日作業でしっかり直していただきました。本当に有難かったです。

なのでヘタった状態とメンテした状態を同じ日に試す事が出来ました。確かにしゃっきりしたプロポで操縦すると車の動きも変わって見えました。これは嬉しい誤算でした。

しかもこれが当日の走行料だけというのは本当に驚きです。

また機会があれば開催して欲しいと思います。
それにしてもZENの橋本店長の企画はとても為になるものばかりなので目が離せませんね。こんなサーキットが比較的近くにあることに感謝。