そういえば子供の頃に食べてたな。>ビスコ
さて、前々から気になっていたビスの重さについて。
底面にチタンを使うのは鉄より軽くてアルミより重いし、引張強度は3種の中では最強だから(64チタンの場合)
アッパーデッキに比重の軽いアルミを使うのは低重心化に寄与するから。
漠然とそんな風に考えてましたのでまずは実測してみます。
重量は以下の通り
AXONのチタンビス 3.0g/10本
ヨコモのアルミビス 2.0g/10本
鉄ビス 11.8g/10本
バイクや車のパーツがチタンだと軽いっていうのは強度が高いために薄く作れるからなので、無垢のビスだと予想通りの結果です。
比重が以下の通りなので実測の鉄ビスが重すぎる気がしますが…。チタンとアルミの差はだいたいこんなもんでしょう。
鉄 7.8
チタン 4.5
アルミ 2.7
真鍮の比重は8.5くらいらしいのですが、銅と亜鉛の合金なので柔らかい素材になります。(一般的に銅よりも柔らかい)
そのため粘るようで「サスマウントに真鍮ビスを使ったのにクラッシュでロアデッキが破損した」というのはその粘りのせいかと思われます。アルミはアルマイト加工をしなければポキポキ折れるのでロアデッキは破損しづらいんですが、ロールセンター調整用のシムがいくらあっても足りません。(涙)
ちなみに64チタン(純チタンに6%のアルミ、4%のバナジウムを入れた合金)は航空機にも使用される超々ジュラルミンの1.7倍の引張強度をマークします。
そんな感じなので底面のビスを鉄からチタンにすると低重心化どころか結構な軽量化になるんですよね。逆にアッパーデッキのボルトを鉄からアルミ化すると10g以上の軽量化が可能という。
実際には引張強度の違いからくるシャシフレックスにも関係するから安易に替えるのも考え物かも知れないけど、トップデッキのアルミビス化は結構効果が高そうですね。