元靴屋のラジ活奮戦記

元特殊靴屋  現怪しいオートバイ用品屋の店長が綴る趣味のラジコン日誌

ギア

ラジコンに限らず動力を伝達する機構の中で重要な役割をするのがギアです。

内燃機関では最大トルクを発揮する回転数があるためにそこ美味しい回転数を有効に使うために、そして電気モーターの場合は最高回転数を増速したり減速することでパワーやスピードのバランスを取るために使用されます。

 

RCカーの場合はモーターに取り付けるピニオンギアと車軸などにつながるスパーギアによって構成されています。四駆の場合はその力を前後のタイヤに伝えるのはギアとシャフトだったりベルトだったりしますが、力を効率よく伝えるための一番最初の伝達部はギアとスパーです。(二駆の場合はスパーが車軸に直結してます)

最高速アップのためにTT-02のギア比を替えようと思った際にこのマシンは専用スパーがあってピニオンギアでの調整しか出来ないと知りました。

ポップアップパーツという純正パーワーアップパーツに専用スパーギア以外を使えるようにするキットがあって様々なスパーギアが使えるようになるのですが、この段階でもタミヤ以外のパーツが使えるとは知りませんでした。

 

実は社外品も使用できると知ったのは初めてから3か月近く経ってからです。(苦笑)

この他メーカーのギアにも歯の細かさで種類があってその組み合わせはなかなか分かりづらいものでした。ただ取り付けるシャフト径や固定するビス穴は規格化されているようですからスパーとピニオンの組み合わせる種類さえ間違えなければ取り付けが出来ないという事は無いようです。ただしモーターの取り付け穴の調整幅によっては適切な隙間(バックラッシュといいます)が作れず走行に支障が出る場合も出てきます。なのでスパートピニオンはある程度その大きさのバランスを取って選ぶ必要があります。どちらかを急激に大きくしたり小さくするのではなく、軸間が大きくずれないように片側を大きくしたらもう片方を小さくするなどの配慮が必要なのです。

 

またこれは特に車軸の回転数アップさせるのを目的とするギア比の変更の場合はモーターに負担が掛かります。変速機付きの自転車に乗った事が有る人なら分かると思いますが、速度の出るギアを発進時から使うと脚力が必要になります。同じ事がモーターでも言えるのです。
ですからギア比の変更時にはモーターの発熱にも注意しましょう。モーター内の磁石は高温にさらされると磁力を失う性質を持っているためです。

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TRF419XRも今はスパーが100Tにピニオンが47Tが入っています。タミヤのマニュアルには111T/43Tまでを純正で揃える事が出来るように書かれていましたが、社外品を使うとこんな組み合わせも出来るわけです。

ただやはり発熱もそれなりなので。。夏場は注意しないといけませんね。