元靴屋のラジ活奮戦記

元特殊靴屋  現怪しいオートバイ用品屋の店長が綴る趣味のラジコン日誌

雪予報に日和って呑んでくだ撒く日誌

今日は雪だというのでお仕事も早々に切り上げて飲み始めちゃいました。w
そこで最新のお悩みから。

■タイヤの偏摩耗について

ハンドルを目一杯切ることは問題じゃない、切りきった状態を最小限の時間に留めることが要である。(意訳)


何度か橋本店長に言われていること。

ネットでもよく聞く、「コーナーは丸く周る」ってことにも通じるんだけど、これが難しい。
適切なブレーキングでの適切な速度、適切なアクセルワークでの最小限の舵角が必要になるんだろうけど、タイヤ回転数が5000回転以下のクラスだと体感的にロスが多く感じちゃうんですよね。
実際には熟達した人達はこれでべらぼうに速いんだけど、私レベルだとどうしても最小限のアクセルオンオフで走りたくなってしまう。結果ダラダラ走っているんですよね。

行く場所柄モデの選手も多いところで見学させてもらう機会も多いんだけど、メリハリある走りってあのパワーあってのことだと勘違いしがちです。でもSGTの車を走らせてもらっても凄いタイムが出るんですよね。これがタイヤの使い方の良し悪しなんだろうなっていつも感じています。でも真似できない。
どのモーターススポーツでもそうだけど、速い人の挙動って速く見えないんですよね。それだけ操作がスムーズってこと。
F1ドライバーのような頂点の人の走りが間近で見られるのに、なかなか身にならないのが歯がゆいですね。

■速いってこと

話が飛ぶけど、昔々私が初めてラジコンに触れた頃は日本人が世界に行っても鳴かず飛ばずでした。当時石原直樹選手が黄色と黒のバットマンカラーの車で世界戦に挑んでいた記事をラジコン雑誌で見ました。あの車が恰好よくて自分のラジコンにも同じようなカラーリング(確かAYKのMCSボディだったような微かな記憶が…)を施したり、PHOENIXという文字を切り抜きして貼っていた気がします。

速い人は凄いけれど偉いとは思っていません。でもやっぱり憧れではあります。それが努力の現れだと思っているから。
モータースポーツをやる醍醐味は、自分の成長がタイムや順位で証明されるから。努力もせずに速い人は居ないと思ってます。
手前味噌ですが、バイクで速いライダーの中に何もせずに速い人は居ないって思ってます。怖さを知らない幼いライダーの中には滅法速いのも居るけど、大抵大怪我してそれから鳴りを潜めちゃいます。
ラジコンの場合は怪我のリスクが無い分、限界を探る領域が凄くシビアなので難しい。

スクラブ半径のテストをした時に感じたんですが、操縦が難しいほど速かった。実車のレースで言うと予選は速くても本戦は遅いっていう感じ。
一発が速いから良いかっていうと、操作が難しくて楽しくない。いつもタイヤのグリップの限界値を探りながらなので爽快感が無い。レースだったらそれが結果に結びつくから最終的に楽しくなるんだろうけど、練習の段階でこれをやるのは結構辛い。
TC10/2を初めて駆った時は爽快感のうちに結果が付いてきた。あの理想的な状態を追い求めて今も頑張っているんだけど、なかなか気持ちよい=速いに到達できないんですよね。

努力の結晶が速さに繋がりますように。