元靴屋のラジ活奮戦記

元特殊靴屋  現怪しいオートバイ用品屋の店長が綴る趣味のラジコン日誌

ビスを締める時に気にする事。 ー 力の掛かり方を想定する -

縁石ジャンパーで日々K点越えを目指す私はアライメントの修正を日に何度もしなければなりません。
ある日私の車を見てくれたZENの橋本店長にビスの締め方についてレクチャーをしていただきました。

軽い接触などでアライメントが狂うのはそもそもビスの締め方が正しく無いためだと指摘されました。
例えば下の画のようにタイヤを引っかけた場合には前方から力が掛かります。
なのでリアトーコントロールのアップライトアームは後ろに引っ張りながらビス留めすると多少の接触でアライメントが狂う事が無くなります。


同様にダンパーステーも縮む方向に力が掛かるわけですから、この方向に力を加えながら締めると走行中に車高が変わったりアライメントが狂ったりしづらくなります。
この画像のTC10/2はこの部分がとてもタイトに作られており、ずれる事はほぼ無いのですが、セパレートタイプに限らず一本物でもボタンビスで留めるタイプのダンパーマウントは気を付けたいところです。



本来はアッパーバルクもこの方向に力が加わるので内側に寄せるようにしてビス留めしたいところですが、ここはデフやスプールの動きにも関係するところなのであまり詰め過ぎないようにした方が良いそうです。



このように力が加わる方向を意識して組むというのはベテランの方々には当たり前なのかも知れませんし、言われると確かにそうだなと思わされるのですが、今のキットは精度が高くて何も考えずに組んでもちゃんと走ってくれるのでつい疎かになりがちな部分だと思います。
サーボマウントのガタのようにそれがあることで衝撃を1クッションしてくれるようなところもあるし、ガタ取りを詰め過ぎると走行時の荷重で動きが渋くなったりところもあるので適度にという部分もありますが、そこら辺は経験と勘で探るしかないと思います。
ただ意識することで1日快適に走らせられるようになることなので心に留めておくと良いと思います。