元靴屋のラジ活奮戦記

元特殊靴屋  現怪しいオートバイ用品屋の店長が綴る趣味のラジコン日誌

テーパーピストンダンパー

1月14日は天気が悪かったので購入したまま放置されていたテーパー形状のピストンをダンパーに組み込みました。
片面が平で、もう片面がテーパー形状になっています。テーパー面の方が抵抗が少ないという触れ込みですが、オイル経路がテーパー面に対して垂直に開いているので上下動の際に押し引きで大きな差が生まれそうです。

とりあえずつくばラジコンパークでの説明では平らな面の方が抵抗が大きいという話でしたのでそちらを上面に、テーパー面を下面にしました。圧側が重く、引き側が軽くなることになるはずです。
この組み方の効果としてはコーナリング時のロールの戻りが早くなり、より早く加速体勢に移れるそうです。個人的には減速時のリヤタイヤの路面追従性が上がるのも期待していました。

早速翌15日に柏のZEN RCサーキットでじっくりと比較をしてみました。
といっても何個もダンパーを持っているわけではないので、普段使っている6穴37.5wt組み込みとの比較になります。テーパーピストンを組んだ方は4穴なので32.5wtのオイルを使用しています。タイヤは使い込んだソレックスの24Rです。車両はBD11。TC10/2に比べるとリアがナーバスなので効果がはっきり出るのではないかとの判断です。

雨上がりでこことしては比較的グリップ感の少ない状態から何度か交換してテストをしましたが、路面の状態が変化する中でもテーパーピストンは安定してグリップしてくれました。ここは減速区間が緩やかにカーブしているところが多いのですが、そんな中でもリアが安定しているので結果的にアクセルも開けやすくなりました。タイムはどちらもあまり変わらないのですが、操縦しやすさは確かに感じました。
帰りにフタバ模型によってもう1セット購入してくるくらいに気に入っています。
今度はFWD車かTC10/2に組んでみたいと思っています。(腰が重いのでいつになるか未定)

ちなみにこのBD11はアッパーデッキのベアリング支持とくねくね動くATF(アクティブトップデッキフレックス)をオミットしています。この状態だとカーボン脚+RTC(リアトーコントロール)のBD10ですね。(苦笑)
カーペット路面では有効なATFとベアリング支持のアッパーデッキですけど、アスファルトでの感触はあまり良くなくてその感覚に慣れるよりも旧態依然とした構成にすることを選びました。
これによって笑顔で操縦出来るマシンに仕上がったので今は満足です。(素のBD11は眉間にしわ寄せて操縦していた)

結局は荒い操縦をマシン側で調整しようとしてあがいているわけですが、歳相応に鈍くなっているので致し方がないですよね。(涙)