今までZEN RCサーキットのエントリーツーリング仕様になっていたS64ですが、2022年のレギュレーションで定められているモーターが変わったので中ぶらりになっていました。そこでスケールツーリング仕様にしたTRF419XRから外したRC SuperGTユニットを移植することにしました。
袖スタのRC SuperGTトップドライバーがS64を使っているのもあったので最初はどんななんだろうってくらいの軽い気持ちで載せる。
当然TC10に比べれば確かに操縦は難しいし安定しないんだけど、なぜか楽しい。最近TC10のお陰で神風的なベストラップを刻んでいるのが意外にプレッシャーになっていたんですね。
そこでより楽しく走らせられるようにお金を掛けないセッティングをし始めます。
まずスペアとして買ってあったカーボンアッパーデッキに換装してフロントの剛性を上げるためにブリッジをします。クイックなTC10に比べるとS64のレスポンスの悪さが気になったからです。
S64標準装備のダンパーは樹脂製ですがちゃんとオイルダンパーで性能的には特に不満が感じられません。(その程度の腕なんですが)しかし整備の度に噛みこむトップキャップに嫌気がさしてスペアのタミヤSSBBに換装しました。419XRのセッティング用に300番のオイルを入れてあったやつです。(本番用は350番)
装着には問題ありませんでした。
その他ダブルカルダンとアルミ六角ハブはS64の定番セットです。
ハンドルをMAXで切る私にはダブルカルダンは必須アイテムです。
性能には直結しないとは思いますが、標準の樹脂製スプールカップは何度か破損したので3RACINGの上位機種のパーツを流用して金属製にしました。以降破損はしていません。縁石ジャンプでの着地時にカップに過大なストレスが掛かるのではないかと思います。実車のレースでもピットアウトの際にジャッキを下した途端にドライブシャフトが折れるのと同じ現象です。
ダイレクトサーボホーンを使うとクラッシュ時にステアリングワイパーが折れるという情報もあるのでタミヤのセイバーを装着しています。なんか青くなってきたなw
AMBポンダーは袖スタのフリマで購入。いちいち載せ替えるの面倒だったので飛びつきました。何個か出品されてましたが瞬殺だったそうです。
これも性能には関係ないのですが、樹脂製のスパーホルダーがセッティングの度にネジ穴が潰れていくのに耐えられずやはり上位機種から流用してアルミ製にしました。
スパーは最近のお気に入りであるXENON製です。真円率が高いのかバックラッシュにばらつきが出ないのがその理由です。
そんな感じで補修部品を全て合わせても1万円以下で済んでいるS64ですが、ベストタイムはTC10のコンマ8秒落ちまで詰めているのでコスパの高いマシンであることは確かです。8倍の値段のマシンとの差がこれくらいなのはちょっと複雑な心境ですが。
また最大の問題は部品の入手が難しいことですが、結構ハードに使っていても今まで壊れたのはスプールカップとリアのサスマウントくらいであとはネジ穴が駄目になるような崩壊系の壊れ方だけなので気を付ければそれほど破損はしないと思います。むしろ部品の入手がしづらいということはアップグレードパーツも手に入らないので余計なお金を掛けられません。沼にならないマシンなので良いと思います。
もっとも流通が不安定なので車両キットを入手すること自体がハードルが高いんですが。