元靴屋のラジ活奮戦記

元特殊靴屋  現怪しいオートバイ用品屋の店長が綴る趣味のラジコン日誌

TC10/2 試行錯誤日記 その3 - アーム長を変えて遊ぶ -


TC10/2はRC SuperGT仕様なので基本的に袖スタでしか走らせないのですが、ここの所悩みの種になっているのでZENでしっかりセットアップすることにします。
もっとも今までここでは走らせたことが少なすぎてこのマシンのベースタイムが無いのであくまで変更した際のタイムの伸びとフィーリングでベストを探す感じです。

奥のマシンはいつもここで走らせているTRF419XRです。コースコンディションの検証のために持ち込みましたが、前日のレースがF1GPだったからかあまりコンディションはよくないようで普段14秒前半(たまに13秒台)が出るのにこの日は14秒後半が精一杯でした。なのでTC10/2のセットを出すには良いコンディションだったと思います。


今回セッティングツールはトーインの確認とセッティングホイールとの誤差確認のために出しました。よくHUDY信者の方々に酷評されるG-FORCE製ですが、私のは特に誤差も無さそうです。(ここら辺のお話は別に語ろうと思います。)
セッティングホイールでキャンバーを前後とも2度に合わせました。またセッティングホイールを付けた状態で回してハブなどの不具合がないのも確認しています。

AXONからはベースセットが提供されており、基本的にそれをちょこちょこと弄ってセッティングしていました。最初が調子良かったこともあって大きく変える必要はないだろうと思っていたんですが、あれは忘れようと決めたのでベースセットに捕らわれずにやり直します。

まずはいきなりショートアームから。
結果はうーんって感じ。(苦笑) 極端に悪いというわけではないんですが、中ストレートからの高速コーナーでリアから流れますし、計測ライン前の鋭角コーナーの侵入でやはり流れます。ロングアームでの実績がないのでショートだからなのかは分かりません。その後ドループを弄っても改善されないので、基本セットのトーイン2.2度から3.0度にしてみます。ロングアームの時は3度にしていたんですが、ショートを組む時に忘れてました。💦 減速時のリアの軽さにはあまり影響無いのではないかとも思ったんですが、それでもアンコントロール状態からは脱しました。
でもリアをスライドさせてのコーナリングなのでタイムは伸びませんでした。

次に減速時の路面追従性の良さを期待してリアのスプリングをリニア2.5からプログレッシブの2.3-3.0にします。初期が柔らかいために静止時の車高も随分下がってしまったのでイニシャル調整をします。
これは多少効果がありましたがまだまだ安定とは言い難い状況です。
デフのポジションを変えたり、新品タイヤを投入したり、タイヤ硬度の違う物を試したりしましたけど芳しくない。気温が高かったせいもあるだろうけど数周走るとリアが軽くなってフロントで引きずるような走り方をするようになる。アクセルを残して急激な荷重変化が起こらないように走らせても多少良くなる程度。結局腕なのか?腕なんだろうなぁ。

最後にリアのアームだけをロングに戻します。フロントが53mm(ショート)、リアが57mm(ロング)とバランス的にどうなの?とちょっと不安になる設定ですが、これが本日のベストセットで走らせやすくてついついアクセルを開けすぎてしまうくらいでした。
その結果がこれ…。(涙)
Cハブとナックルが折れて、橋本店長に「あ~タイヤが格納されてますね」って言われてちょっと笑うくらいに気分が乗ってたので壊したのにショックは無かったです。
ただ終了直前だったので急いで修理してこの良い感触を再確認して終了。6時間ほぼこれに集中していたので心地よい疲労感を感じて帰宅しました。
良い感じになってきたので本当は壊さなかったら店長に試走してもらおうと思っていたんですが、それはまたの機会にします。あと壊した時のショックが少なかったのは最近立て続けに右だけ壊していたので溜まっていた左側の破損だったのも理由の一つでした。(苦笑)

現在のセット
フロントスプリング 2.5 (試しに付けたまま忘れてた)
リアスプリング 2.3-3.0
ダンパーオイル 前後共 32.5
サスアーム F ショート寸 R ロング寸
車高 F 4.8 R 5.0
キャンバー F 2.0 R 3.0
トー角 F -1.0度 R 3.0度
ドループ F 9.5 R 8.0
サスホルダー下のシム FF/FR 0.5/0.5 RF/RR 1.0/1.0
バルクヘッド上のシム F 0.5 R 0
ナックル上のシム F 0.5 R 1.0
ホイールハブ/スペーサー F 3.5/0.25 R 4.0/0

次回は袖スタで試してみます。
419XRもBD10-Fも結構ZENと袖スタではセットが異なるので不安を抱えながら臨みます。

 

まだつづく。