1年前にラジコンを始めた時はウイングの効用すら懐疑的だったんですが、今はボディの違いで操縦性が変わることに驚き始めています。
RC SuperGTの速度でも変わるんですからストックやモデファイクラスの競技用ボディでは影響大なんでしょうね。
とりあえず極私的な好みでRC SuperGT用ボディをご紹介します。
ZOO RACING ZOODIAC
USGTという（こちらを参照＞＞＞）日本で言うところのスケールツーリングクラスにあたる世界規格に適合したボディになります。
モチーフになった車両はマクラーレンMP4-12C GT3です。
個人的にはこのヒラメライトがあまり好みでは無いんですが、走っている姿は低く構えていて恰好良いです。
操縦性もすこぶる良好で、変な挙動も起こさず好んで使っています。（なのでボロボロ・涙）
BITTY DESIGN SEVEN20
これもUSGT規格準拠ボディです。モチーフになったのはマクラーレンの720S GT3になります。私は最初ラジコン専用の架空ボディかと思ったんですが、実はジェンソンバトンがドライブしたりして結構露出していたんですね。（滝汗）
実に忠実に再現していてその格好良さだけで複数枚購入したほどです。
ZOODIACに比べると普通なボディで操縦性に大きな影響を及ぼしていないような素直なハンドリングだと思います。
ちなみにフロントのポストはZOODIACとほぼ一緒ですが、リアは穴1個分くらい低くなっています。
ZOO RACING BWOAH
これなんて間違いなく創作ボディだろうって思っていたんですが、これも実車をモチーフにしていました。アストンマーチンのバルキリーだそうです。実車はあのエイドリアンニューエイ（私はニューイ師匠って呼んでる）が 暇に任せて デザインしたハイパーマシンです。※実際はアストンマーチンのデザイナーとの共同作業
実車はニューイ師匠らしい空力優先で複雑な造形なんですが、色々オミットして1枚に収めています。本物はフォーミュラーカーにカバー付けたような形で穴だらけなので、そのままではラジコンボディになりません。
ちなみにBWOAHはレース関係ではF1ドライバーのキミライコネン選手の口癖なんだそうです。英語だとwell…に相当すると言われてますが、フィンランド人のキミの母国語には相当する言葉がないとか。
BWOAHはとにかく低くてボディポストも下から２つ目の穴を使うなど載せるマシンを選ぶボディです。ツーリング用のボディはフロントウインドウがフロントのダウンフォースの大部分を占めると言われますが、実質平面のフロントウインドウが無いこのボディはアンダーステアになるのかと思ったのですが、実際には地面に吸い付く感じが強くなって切った分だけ曲がってくれる感じになりました。不思議です。また全体的に低いフォルムと相反して大きなリアウイングのおかげもあってかリアの軽いマシンでも素直な特性に変えるくらい影響力が大きく、目下のところ私の一押しボディになっています。キミライコネンも好きだしね。（関係ないｗ）
■難点
ボディに関して難点を言うと、兎に角どれも価格が張ることですかね。
ラジコンの楽しみ方ってタイムを削るなり仲間と競うなりと色々あると思いますが、何にしてもボディの破損と隣り合わせなのは周知の事実でしょう。なのに1枚5千円前後だと汚くなっても仕方がなく使い続けなければならなかったりしてラジコンの楽しさをスポイルしてしまうと思うんですよね。国産（タミヤ）が入手困難だったり、軽さや微妙なデフォルメが格好良かったりして海外製に魅力を感じもするのですが、造形も複雑で輸送にコストが掛かりそうな海外製は高価格になるんですよね。安い国産がちゃんと流通するか海外製がもう少し安いと気持ちよく走らせられるんですけどね。
特にタミヤは国産だと思っていたらどうも税務上の問題から金型が海外にあるらしく、日本への入荷が海外物よりも少ないんじゃないかといわれている上に、転売ヤーがいるようで入荷の情報が入ると翌日にはオークションに高額掲載されるという何とも筆舌に尽くしがたい状況です。
改善のためには高額転売には手を出さないというのが鉄則なんですけど、レギュレーションで決められているとそれを買わないといけなくなるんですよね。
1年くらいUSGT以外のレース専用ボディ（0.7mm限定でもよいから）も使える21.5Tや17.5Tのブリンカークラスをスケールツーリングの代用でやっても良いんじゃないかと思うレベルです。とりあえず奴ら損をしないと止めませんから。
もっともタミヤがそんなこと許すわけないので夢物語ですけど。
