元靴屋のラジ活奮戦記

元特殊靴屋  現怪しいオートバイ用品屋の店長が綴る趣味のラジコン日誌

S64の切れ角アップとアッカーマン

S64はとても良く走るマシンなんだけど、ハイエンドの形をしたエントリーマシンという事に変わりはなくて素のままでレースをしようと思うと不満も出てきます。もっとも如何にお金を掛けずに速くするかを競う雰囲気もあって面白かったりしますが、実際は何がこれに付くのかよく分からなくて試行錯誤的なだけだったりします。w
結局私のS64に入っているオプショナルはフロントのダブルカルダンとアルミ六角ハブ、金属製のカップを入れたフロントスプールに金属製のスパーホルダーだけです。ダブルカルダン以外は補強のためです。たまにカーボンのアッパーデッキを入れたりしますが、違いが分からないという情けなさです。(^^;)

そんな中で聞いたのがステアリングアップライトのレバー比を変えて切れ角を増すという話。

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確かにステアリングタイロッドがアップライトに近づくと切れ角はアップするけどアッカーマンが変わるので、はてさてどうなるんだろうか。
f:id:ddai0024:20210929093738j:plainノーマルはこんな風にドライブシャフトと平行になっています。
この状態では2度ほど内側の切れ角の方が大きくなっていました。通常内側のタイヤの方が大きく切れるとスムーズにコーナリングが出来ると言われていますので、これは正常なセッティングだと思います。
アップライトのタイロッドボールエンドをアクスル側に一つずらすと左右の舵角がほぼ一緒になりました。所謂パラレルステアと言われる状態です。切れ角は最大で3度ほど多くなりました。

この状態で走るとタイヤが温まる前にすでに扱い切れない感じがひしひしと伝わってきました。クイックでその反動でテールを振る感じになります。元々アンダー気味でアクセル開けやすかったのがオーバー気味になって私のテクニックではちょっと無理って感じでした。これはパラレルステアリングの典型的症状のようです。
その後何度か元に戻したりしながらセッティングしていき、舵角の大きさとステアリングレスポンスのバランスが取れるようになりクイックにターンするけどアクセルが開けられるようなポイントを探しました。まだテールが少し軽めですが、当初に比べると随分とターンがしやすくなっています。

この他に前後のバルク側のアッパーアーム取り付け位置を高くするとコーナーでの失速感が減るという話を聞いたのですが、ロールセンターが下がるので特にリアのグリップが落ちてしまいアクセルが開けられなくなりました。袖スタではそこまで大きな変化を感じなかったのですが、ZENではちょっと無理な領域に入っていました。場所によってこんなに異なるとは思わず素直に面白いなぁと思ったものです。
結局リアは元に戻してフロントだけロールセンターを下げたままにしました。前出のアッカーマン修正のネガ部分をロールセンターで修正した感じになっています。

このようにS64って大した課金もしないで色々と楽しめるので良いですね。何より本体が安いし。
次回はモーターをタミヤからヨコモに替えて走ってみます。交換するとまたすぐ走りたくなるんですが、次回は来週の夕方以降になると思います。待ちきれないなぁ。(笑)