元靴屋のラジ活奮戦記

元特殊靴屋  現怪しいオートバイ用品屋の店長が綴る趣味のラジコン日誌

信じる者は騙される。

のっけから聖書のパロディーっぽい表題で始まりましたが、今回は超初心者の曖昧な感覚についての格言です。

そもそも大した知識もないのでお金を出して高いパーツを買ったんだから良くなって当たり前というバイアスの前に冷静な判断力は抵抗する力を持ちません。むしろおかしいと感じる自分の感覚の方がおかしいと思うのが人間の悲しく愚かなところです。高い買い物をしたんだから良いのが当たり前と自分を正当化する意識に判断力が騙されてしまうわけですね。人間社会の生活にはゴロゴロしているお話です。

というわけで折角買ったスプリングが全てに於いて優秀だと錯覚するのは至極当然なわけです。ましてやエキスパートドライバーが推していれば尚更。

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そしてそれをまた信頼している人に否定されるとやっぱり駄目なんだろうなというバイアスが発生してしまう日和見な私。w
実際タイムを見るとどっちもどっちっていう感じなんですが、一発が出るかアベレージが出るかみたいな微妙なセッティングの差だったりします。難しいですね、ホント。

f:id:ddai0024:20210530225821j:plainフィーリングとタイムが直結しないというのはバイクでもよくある話なんですが、バイクと違って怪我のリスクがない(財布が怪我をするという比喩は除いて)ラジコンの場合はフィーリングが多少悪くても攻め込んでいけちゃう分だけタイムの差が出にくいというのも問題をややこしくしたりします。
今回TRF419XRのフロントスプールをデフに交換しているマシンを操縦させてもらえる機会があってそのスムーズなフィーリングに感動してその晩に買いにいっちゃったんですが、実際自分のに組み込むとそのフィーリングはそのままなんですがタイムが出ません。(-_-;)
理由はたぶん操縦者のテクニックの差なんでしょうが、それで諦めるのもしゃくなので頑張って自分なりに手を加えてそれなりに走るようになりました。(実際は他の常連さん達のアドバイスで何とかしてもらったという…)

こんな風に感覚と実際の速さの乖離にいつも悩まされつつ、とりあえず上級者のセッティングをコピーしてそれで速く走らせられるテクニックを自分でも考えながら練習しています。スロットル操作が特にだめだな~、私は。

でも楽しい。