元靴屋のラジ活奮戦記

元特殊靴屋  現怪しいオートバイ用品屋の店長が綴る趣味のラジコン日誌

FWD車両にスプールは有効か? ーフロントミッドのFWDを料理するー

ゆるーく付き合おうと思っていたBD10-Fだけど、競い合うように走らせているとやはり色々不満も出てくる。
息抜きマシンのはずがレース参戦も視野に入れ始めていたりして色々考察し始めました。

f:id:ddai0024:20220810220933j:image 4WDとの一番の違いは立ち上がりの際の駆動ロスの高さなんですが、ノッキーさんの動画をつぶさに見直していくつか改善策を練りました。

その一つがスプールの採用です。

4WDではスプールは鋭い加速を産んでくれるアイテムです。
ただし後輪のサポートがないFWDの場合は回頭性の鈍化が気になります。
ということで実践。

BD10(TC10)からスプールを抜いて、それをBD10-Fに移植しました。

結論からいうと立ち上がりの加速はわずかに向上した気がしますが、曲がらなさがそれを上回ってしまってFWDの良さを完全にスポイルしてしまってました。
ハンドル切った際に減速して転がってくれないし、レスポンスよく向きが変わってくれません。良くなったと感じる加速は若干で気のせいレベル。ただタイムは少しだけよくなりました。でも楽しさという観点からは個人的にちょっとこれじゃないって感じでした。瞬間風速的ではありますがタイムは少し良くなったのでやり方なのかなという気もします。コストを掛けずに試せるので場所と時間を変えてまたテストしてみます。

その次にフロントのドループをゼロにします。
加速時にフロントが上がってリアに荷重が移動するのを防ぐためです。
ところがこれはヨコモのセッティングデータがすでにこれに近い設定になっていました。定番設定なんですね。気持ち程度に残っていたドループを完全に消してみましたが、その程度なので体感は出来ず。

あとZEN RCサーキットでは調子の良かったフロントスプリングを柔らかくする(3.0→2.7)セッティングは袖スタではフロントのレスポンスが悪く感じたので元の3.0に戻しました。これでコーナリングスピードを殺さずに小さく曲がることが出来るようになりました。
減速時にフロントが沈まない分加速時に伸びないのでトラクションもあがるんではないでしょうか。ただ転がってくれるからかブレーキングをしっかりマスターしないとアンダーが出るようになりました。
これで初めて20秒台に入れられたのでとりあえずこのまま走り込みをしていきます。

次回はデフの固さを50万番から前後させてチェックしてみたいと思います。

ちなみにタイヤは絶望的に減りが早くて、袖スタで2日、ZENで1日走らせた結果フロントタイヤはこんな状態になりました。グルーブが無くなってもグリップが上がるわけじゃないんですねw
リアは食ってくれるしフロントも曲がってはくれるのですが、如何せん加速しないのに拍車が掛かりました。
仕方がないので新品タイヤを入れましたが、リアはそのままでフロントだけ新品にすることに。リアを新品にしてそのリアをフロントにという話もあるようですが、少しでも立ち上がりを鋭くしたいのでこの方法にします。前後の硬度を変えて良いレースの場合はリアをより柔らかいタイヤにするのもお薦めだとか。ちなみにこのグルーブドタイヤの硬度は32で、36が導入されるかは知りません。試しに4WD用のノングルーブドの36Xを履いてもみましたが、タイム的に目立った差はありませんでした。個人的にはパターンノイズが無いので盛り上がりに欠けるかな。(グルーブドは結構音がする)